尾裂き
おさき
名詞
標準
文例 · 用例
その狐は一種異なりたる獣にして、通常オサキというが、信州にては白狐または管狐と名づけておく。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
そのときには、オサキが盗んだと申している。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
第一二〇項 オサキの実物 右のオサキ事件につき、数十年前『国会』新聞に出でたる報告を、参考のために左に抜抄しておこう。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
目にみるべからずして、この害を被るもの世に多しと聞くは、オサキ狐なり。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
果たして、幻妙、不可思議の通力を有する動物中にオサキ狐なるものありやいなやは、われ得て知らずといえども、狡黠鼠のごとき、狐のごとき、まれに見るところの動物なしとはいうべからず。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
オサキ狐とは果たしてかかるものかいなやを知らねど、天狗がこれをかみ殺せしと信ずるなどは笑うにたえたり。
— 井上円了 『おばけの正体』 青空文庫
尋常の『修身書』の注意のもとに、「迷信は地方によりて種々雑多にて、四国地方の犬神のごとき、出雲地方の人狐のごとき、信濃地方のオサキのごときは、特にその著しきものなり」とあるが、実にそのとおり、地方の異なるに従い、おのおの特殊の妖怪を持っておる。
— 井上円了 『迷信解』 青空文庫
信州、上州辺りの管狐、オサキもこれと同じことじゃ。
— 井上円了 『迷信解』 青空文庫