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使い番

つかいばん
名詞
1
標準
errand runner
文例 · 用例
提灯の主は元五郎といって、この道場と浴場の番人と、それから役場の使い番という三ツの役目を村から受け持たせられて、森の奥の廃屋に住んでいる親爺で、年の頃はもう六十四五であったろうか。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
あすの晩にでもと、色仕掛けに頼みこまれて、ついふらふらと、とんでもねえドスのお使い番をしたんだろう。
左刺しの匕首 右門捕物帖 青空文庫
この時、冠者の使い番でもあろうか、一人の武士がやって来たが慇懃に敷居際へ手をつかえ、「おおお眼覚めにござりまするか、もしお差支えござりませねば石川五右衛門御意得たい故お尋ね致して参れとの命令け、いかが取り計らい申しましょうや?
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
山崎のほうはむかしの夢が忘れられず、また一屯千四百ドル相場にかえることを信じて貝床にしがみついていたが、日米開戦後、濠洲軍に捕まってツラギで苦役をしていたらしいが、終戦後、対馬の長男といっしょにラバウルのキャンプへ送られてきて、炊事場の使い番のようなことをしていたと、早く帰った復員者から聞いた。
久生十蘭 三界万霊塔 青空文庫
二心なければ参りましょうが、おそらくもうその家にもおりますまい」 念のためと、直ちに、使い番の兵六、七騎をやってみたが、果たして李儒の言葉どおりであった。
桃園の巻 三国志 青空文庫
そしてなお、使い番から告げることには――「つい今しがた、その曹操は、黄毛の駿馬にまたがって、飛ぶが如く東門を乗打ちして行ったので、番兵がまた馬でそれを追いかけ、ようやく城外へ出る関門でとらえて詰問したところ、曹操がいうには――我は丞相の急命を帯びてにわかに使いに立つなり。
桃園の巻 三国志 青空文庫
作例 · 標準
町内の運動会で、各競技の招集を担当する使い番を任された。
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彼は器用なので、イベントの際はいつも使い番として重宝される。
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連絡網が回ってこないので、使い番として彼の家まで走った。
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2
標準
messenger (Azuchi-Momoyama period)
作例 · 標準
戦国時代の使い番は、戦場を駆け巡って主君の命を伝える重要な役目だった。
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背中に大きな旗指物を背負った使い番が、伝令として本陣へ向かう。
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信長の馬廻りの中から、特に有能な者が使い番に選ばれた。
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3
標準
minor official (Edo period)
作例 · 標準
江戸幕府の使い番は、諸大名への監察や伝達を司る役職だった。
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使い番として地方へ派遣され、現地の情勢を詳しく調査した。
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格式の高い家柄の旗本が、名誉ある使い番の職に就くことが多かった。
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