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逃げ失せる

にげうせる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to escape
文例 · 用例
それより以前には、私の左の横顔だけを見せつけ、私のおとこを売ろうとあせり、相手が一分間でもためらったが最後、たちまち私はきりきり舞いをはじめて、疾風のごとく逃げ失せる
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
猛獸羣は不意に驚いて、周章狼狽て逃げ失せる
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
それより以前には、私の左の横顏だけを見せつけ、私のをとこを賣らうとあせり、相手が一分間でもためらつたが最後、たちまち私はきりきり舞ひをはじめて、疾風のごとく逃げ失せる
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
白い馬を酒場の窓際にたゝせてをいてから酒の瓶をもちだしてちびりちびりと飲みだした馬を窓際につないでをいたのは、もし街の兵隊が捕まへにきたなら、ひらりと得意の馬術で窓から馬の背にとびのつて雲を霞と逃げ失せるつもりであつたのです。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
ほかの連中はイザとなると逃げ失せる亡国の民だよ。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
伝説によれば菜の花月夜の狐は、焼火箸をお尻にあてると、忽ち正体を現して逃げ失せると云ふのであつた。
片岡鉄兵 菜の花月夜 青空文庫
それよりもこの四箇月の間、毎日毎日器械のように私の処へ郵便物を持って来てくれたあの金鵄勲章の忠平が、私へ送って来た二百円の金を拐帯して逃げ失せるような男とは、どうしても思えなかった。
夢野久作 眼を開く 青空文庫
くずれたつ敵兵はさすがに逃げ失せる者もなく辛くも浮足をくいとめて、くずれるたびに守勢を立て直したが、そのうちに信玄の本陣は次第に前面へ押しだされ、敗兵が後にまわって守勢をとる始末になった。
――越後守安吾将軍の奮戦記―― 決戦川中島 上杉謙信の巻 青空文庫
作例 · 標準
集金人が来ると分かった途端、彼は裏口からこっそり逃げ失せた
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あれだけ威勢の良かった犬が、雷の音を聞いた瞬間に逃げ失せてしまった。
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宴会の片付けが始まる頃には、面倒を嫌う若手社員たちは皆逃げ失せていた。
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