嵩高
すうこう
形容動詞
標準
lofty (of a mountain)
文例 · 用例
そして、大開けに成つた足に、ずぼんを穿いて、薄い鶸茶と云ふ絹の、手巾も念入な奴を、あぶらぎつた、じと/\した首、玉突の給仕のネクタイと云ふ風に、ぶらりと結んで、表の摺切れた嵩高な下駄に、兀げた紺足袋を穿いて居ます。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
」「いや、何の嵩高な……」「御免。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
たまたま又非常に重げな嵩高の荷を負うて喘ぎ喘ぎ大車の軛につながれて涎を垂れ脚を踏張って行く牛もあった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
伝兵衛は膨まつた懐中から嵩高な金包を取り出して、和尚の前に置いた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
そして執事を通じてその嵩高の原稿を伯爵の手もとまでさし出した。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
少し大袈裟に言つたら十二頭の駱駝の背に積み分けてもいゝ程|嵩高な書物で、福田博士は波斯王ゼミイルの御殿へ、人間の歴史を献上に出かけてゆく学者の一|人ではあるまいかと思つた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
葉子が松川と一緒に子供をつれて、嵩高な原稿を持ち込んで来たのが、ちょうどこの木蓮の花盛りだったので、彼女はその季節が来ると、それを懐かしく思い出すものらしかったが、ちょうどその時、葉子に来客があって、それが郷里の代議士秋本であるというので、庸三はシャベルを棄てて、縁側へ上がって来た。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
」お庄はあまり嵩高なような気がして、そんな年数の考えが、どうしても頭脳へ入らなかった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
作例 · 標準
遥か遠くに、嵩高な山々が連なり、雄大なパノラマを作り出していた。
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登山家たちは、その嵩高な山頂を目指して、厳しい訓練を積んでいる。
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彼の野心は、まるで嵩高な山のように、どこまでも高くそびえ立っていた。
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