核果
かくか異読 かっか
名詞
標準
drupe
文例 · 用例
このウバ彼岸は元来は九州、四国ならびに中国方面の山林中に自生して樹林の一をなし直幹|聳立して多くの枝椏を岐ち、葉に先ちて帯白あるいは微紅色の五弁花を満開し、花後に細毛ある葉を舒べ小核果を結ぶのである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
雌花に結ぶ小さい核果(Drupe)には各一つの堅い粒があるが、それはクワの実にあると同じようないわゆる核であって種子ではなく、種子にはいっこうに胚が育っていない。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
すなわちマツカゼソウ科(すなわちヘンルーダ科)の Evodia 属のもので、その果実はけっしてグミの実のような核果状のものではなくて、植物学上でいう Folicle すなわちである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
このオタフクグルミ(ヒメグルミ)の核果の核はその形状すなわち姿に種々な変化があって大小、広狭、厚薄はもとよりのこと、一方に大いに張り出したオタフク形のものがあるかと思うと、一方にはもっと痩せ形のものもある。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
もとより酒席の出來事であり、根も葉もないその場限りの一些事で、とりたてて言ふほどのことでもないが、とかくかういふことはゴシツプ的に誤傳されて、意想外な風聞を立てられたりするので、逆にこつちから手※しをして、ありのままの事實を報告しておかうと思ふ。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
ああ、それら人間の髪の毛にも、春の夜のかすみいちめんにふかくかけ、よせくる、よせくる、このしろき浪の列はさざなみです。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
かくかも知れないよ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
いよいよ一と汗かくかな」「それほどのこともありますめえ」「そうでねえ。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
桃や梅のように、果肉の中心に硬い核を持つ果物を核果と呼ぶ。
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サクランボの甘い実を食べ、中の種、つまり核果の核を庭に飛ばした。
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アボカドも大きな種子を持つが、植物学的には核果ではなく液果に分類される。
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