牛の舌
うしのした異読 ウシノシタ
表現名詞
標準
cow's tongue
文例 · 用例
するとマダム・レムブルグは素早く太い胴体を飜えして、この近代の機能の発明家は青い化粧的で、牛の舌みたいな腕で扉を閉めると、再び細目に開けて、 ――それどころですか。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
そこではまっくろな泥が、あたたかに春の湯気を吐き、そのあちこちには青じろい水ばしょう、牛の舌の花が、ぼんやりならんで咲いていました。
— 宮沢賢治 『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』 青空文庫
タネリは思わず、また藤蔓を吐いてしまって、勢よく湿地のへりを低い方へつたわりながら、その牛の舌の花に、一つずつ舌を出して挨拶してあるきました。
— 宮沢賢治 『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』 青空文庫
変な味のする奇妙な肉片を食わされたあとで、今のは牛の舌だと聞いて胸が悪くなって困った。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
鍛冶屋のお爺さんは、それから今度は肉屋へ来まして、「豚の尻尾と牛の舌と、七面鳥の足と、鶏の鳥冠を十匹分ずつ下さい」 と頼みました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
七面鳥の足と鶏の鳥冠は十匹分ぐらい御座いますけれども、牛の舌と豚の尻尾は三匹分ずつしか御座いませぬ。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
まだこのほかに豚の尻尾と七面鳥の足と、鶏の鳥冠と牛の舌も買って来いと云いつけられました」「何だ……それは又大変な上等の料理に使うものばかりではないか。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
どうぞお金はいくらでもあげますから、玉葱の皮と、葱の白いヒゲと大根の首と、豚の尻尾と、七面鳥の足と、牛の舌と鶏の鳥冠とを売って下さい」「それは売ってやらぬこともないけれども、そのお話をしなければ売ってやることはできない」 鍛冶屋のお爺さんは泣きそうな顔になりました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
sole (any fish of the families Cynoglossidae and Soleidae)
作例 · 標準
例句