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高草

たかくさ
名詞
1
標準
文例 · 用例
早く、町を放れて辻を折れると、高草に遥々と道一|筋、十|和田に通ふと聞いた頃から、同伴の自動車が続かない。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
歩をうつす間、高草の底に横はりたる大理石の柱頭に蹶きて倒れ、また起き上りて帝王堡の方を仰ぎ見つ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
されどクルチウスが炎火の喉に身を投ぜし處には、今牧牛の高草の裡に眠れるを見る。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
水牛は高草の間に群れり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
進みて一の廣間に入るに、地に委ねたる石柱の頭と瓦石の堆とは高草の底に沒し、こゝかしこに色硝子の斷片を留めたる尖弧式の窓をば幅廣き葡萄の若葉物珍らしげにさし覗き、數丈の高さなる墻壁の上には荊棘叢り生ぜり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
そこ、ここに煉瓦、石灰、高草の黄にまじり、風ぞ冷えたる。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
わがすくひにゆかむとするを待たで、傍なる高草の裏にあと叫ぶ声すと聞く間に、羊飼の童飛ぶごとくに馳寄り、姫が馬の轡ぎは緊と握りておし鎮めぬ。
森鴎外 文づかひ 青空文庫
わがすくいにゆかんとするを待たで、かたえなる高草の裏にあと叫ぶ声すと聞く間に、羊飼いの童飛ぶごとくに馳せ寄り、姫が馬の轡ぎわしかと握りておししずめぬ。
森鴎外 文づかい 青空文庫