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覇王

はおう
名詞
1
標準
supreme ruler
文例 · 用例
それは白地に覇王樹のような型を置いた浴衣を著て、手に団扇を持っていた。
田中貢太郎 女の出る蚊帳 青空文庫
その湿めらへる声の中覇王樹の蔭に蹲みて日向ぼこせる洋館の病児の如く泣くもあり。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫
朽ちはてた外柱には、日あたりがよくてか、覇王樹や竜舌蘭など匍ひ絡んではゐるものの、掛け忘られた数珠の緒の二くさり三くさり、もうぼろぼろに腐れかけてる。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
十年一日のごとく、文壇に覇王の位置を占めて、牢乎として抜くべからざる勢力のあつた硯友社が根柢からくつがへされて行つたのは、この文章の気分の変転が主なる原因であることは争はれぬ。
田山録弥 明治文学の概観 青空文庫
元名の覇王樹、高さ一丈にあまる。
大町桂月 房州の一夏 青空文庫
当時徳富蘇峰の『国民之友』は政治を中心としてあまねく各方面の名士を寄書家に網羅し、鬱然として思想壇に重きをなした雑誌界の覇王であった。
内田魯庵 美妙斎美妙 青空文庫
覇王樹 どうでも勝手にするが好いや。
芥川龍之介 新緑の庭 青空文庫
その顔がまた、どれもいつになく微笑を浮べているのは、西楚の覇王の首をあげた今日の勝戦の喜びが、まだ消えずにいるからであろう。
芥川龍之介 英雄の器 青空文庫
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覇王(はおう)とは徳によらず「武力」や「策略」で諸侯を従えて天下を治める人のことをいう。

出典: 覇王 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0