無蓋貨車
むがいかしゃ
名詞
標準
open freight car
文例 · 用例
」―― 何台も連結された無蓋貨車に出来たてのトラクターがのせられた。
— 宮本百合子 『五ヵ年計画とソヴェトの芸術』 青空文庫
このウィンジャマー曲馬団の幌馬車時代から、いま、野獣檻だけでも無蓋貨車に二十台という、大サーカスになるまで、浮沈を共にした、情にもろい気さくな性格は、いまや名実ともにこの一座の大姐御。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
雨音を立てている前の家のトタン葺の屋根のはずれと、そのとなりの家の、燃火のけむりが低く雨の中に流れ出している土壁との間にある空地ごしに扇形にひらいた引込線に、石炭をつんだ無蓋貨車が何輌もつながったまま雨に打たれている。
— 宮本百合子 『無題(十二)』 青空文庫
擬装した○○機関車が無蓋貨車をゆるゆると牽いて行くのである。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
私は自分のトランクを椅子の代りにして無蓋貨車の一隅に陣取つたので、展望は自由であつた。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
十月二十六日、あしたはこのストケードの全員がマニラへ移される、病人や婦女子にとっては、十数時間もトラックでゆられ、さらに無蓋貨車でマニラへ行くことは、とても大変だから、LST〔戦車揚陸艦〕で海路マニラへ送るようにする、そのことを伝えよとの命令が出た。
— ある新聞記者の見た敗戦 『比島投降記』 青空文庫
翌朝四人のCIと共に呼び出され、本部と呼ばれるキャンプで一泊した上、一千五百名のPWの群と一緒に無蓋貨車でマニラへ送られた。
— ある新聞記者の見た敗戦 『比島投降記』 青空文庫
無蓋貨車に積んだ粉鉄鉱の上に乗って、粉鉄鉱と一緒に走ってみたら、ほとんど凍らないことが分った。
— ――『日本のこころ』を囲って―― 『身辺雑記』 青空文庫
作例 · 標準
昔の鉄道模型には、木材や鉄屑を運ぶための小さな無蓋貨車がよく連結されていた。
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無蓋貨車が連なって走るガタンゴトンという音は、どこか懐かしい風景を感じさせる。
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港に到着した大量の石炭は、クレーンによって次々と無蓋貨車に積み込まれていった。
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