禅門
ぜんもん
名詞
標準
Zen
文例 · 用例
自性を徹見して本地の風光に帰入する、この境地を禅門では『帰家穏座』と形容する。
— 種田山頭火 『故郷〔扉の言葉〕』 青空文庫
使った水を捨てるにしても、それをなおざりに捨てないで、そこらあたりの草木にかけてやる、――水を使えるだけ使う、いいかえれば、水を活かせるだけ活かすというのが禅門の心づかいである。
— 種田山頭火 『水〔扉の言葉〕』 青空文庫
とばかり、やにわに対手の玉将を引掴むと、大きな口をへの字形に結んで見ていた赭ら顔で、脊高の、胸の大きい禅門が、鉄梃のような親指で、いきなり勝った方の鼻っ頭をぐいと掴んで、豪いぞ、と引伸ばしたと思し召せ、ははははは。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
鼻をつまんだ禅門、苦々しき顔色で、指を持余した、塩梅な。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
一時はその手段の一つとしての禅の研究を思い附き、『禅門法語集』や『白隠全集』を頻りに精読し、禅宗の雑誌まで購読し、熱心鋭意して禅の工風に耽っていた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
苦悩悲喜を超越したところが禅門の悟だ、煩悩具足の我々であるけれど、その煩悩に囚へられないやうになるのが仏道修行である。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
この自覚の境地は又なんとなく「本来の面目」を云々する禅門の悟道の境地と似通っている。
— 辻潤 『自分だけの世界』 青空文庫
我儘といふことについて考へる、私はあまり我がまゝに育つた、そしてあまり我がまゝに生きて来た、しかし幸にして私は破産した、そして禅門に入つた、おかげで私はより我がまゝになることから免がれた、少しづゝ我がまゝがとれた、現在の私は一枚の蒲団をしみ/″\温かく感じ、一片の沢庵切をもおいしくいたゞくのである。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして禅門に入り、厳しい修行に励んだ。
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この寺は、禅門の教えを今に伝える重要な場所だ。
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禅門の世界に触れることで、新たな視点が得られるかもしれない。
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