茅場
かやば
名詞頻度ランク #39417 · 青空 3 例
標準
hayfield
文例 · 用例
この頃、茅場町に変な奴があるのを知っているか」「へえ」と、半七は首をかしげた。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
多吉のいう通り、茅場町辺の事件ならば、そこは瀬戸物町の源太郎という古顔の岡っ引がいるので、当然彼がその探索を云い付けられる筈であるが、源太郎はもう老年のうえに近来はからだも弱って昔のような活動も出来なくなった。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
半七は源次に云いつけて、これから毎夜茅場町の近所に網を張って祈祷所へ出入りするものを偵察させることにした。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
半七は途中で買物をして、更になにかの支度をして、日本橋茅場町の祈祷所へたずねてゆくと、以前は誰が住んでいたか知らないが、新らしく作り直したらしく門柱には神教祈祷所という大きな札がかけられて、玄関先に注連が張りまわしてあった。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
餘事だけれど、其の大火に――茅場町の髮結床に平五郎と言ふ床屋があつて、人は皆彼を(床平)と呼んだ。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
下町の方は、須田町、鍛冶町、白銀町、石町、伝馬町、小田原町、小船町、伊勢町を焼き、川を越えて、茅場町、同心町、八丁堀に及んだ。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
浜町というところは、今は人家|櫛比してその面かげもありませんけれども、むかしは鄙びていて、風流人に縁のある土地で、下町では八丁堀茅場町辺と対立していたという話であります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
日本橋の茅場町に錦とかいう鰻屋があるそうで、そこの家では鰻や泥鱒のほかに泥鼈の料理も食わせるので、なかなか繁昌するということです。
— 岡本綺堂 『魚妖』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちが夏休みに訪れた田舎には、一面に広がる茅場があった。
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秋風が吹き抜ける茅場は、どこか懐かしい匂いがした。
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昔は牛を放牧するために、広大な茅場が利用されていた。
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「わあ、この景色、すごく綺麗!まるで絵みたいだね!」と彼女は茅場を見つめて言った。
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