不羈独立
ふきどくりつ
名詞
標準
free and independent
文例 · 用例
肉体を超えたところに自らの真実の根をおろしたいと焦せるところの若々しい真剣な懊悩、さうしてその懊悩に青ざめきつた若者の不羈独立の魂は、肉体に全てを賭けて身ぢろぎもしない彼女等の前に現れるとき、往々全ての理想を地に砕かれ、絶望の安息を感じることがある。
— 坂口安吾 『蒼茫夢』 青空文庫
白石の短所かどうかは言ふべき限りではないけれども、彼は元来自ら恃むこと恂に逞しく、その不羈独立の精神から由来した自慢癖を持つてゐた。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
当人は不羈独立の魂と言ふ。
— 坂口安吾 『いづこへ』 青空文庫
女が私の属性の中で最も憎んでゐたものは不羈独立の魂であつた。
— 坂口安吾 『いづこへ』 青空文庫
「自由なる精神」は、それゆゑ、不羈独立の精神であると同時に、安易なる方向への傾きを拒否する精神であり、順応は必ず厳密な警戒のもとにおいて行はれる。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
当人は不羈独立の魂と言う。
— 坂口安吾 『いずこへ』 青空文庫
女が私の属性の中で最も憎んでいたものは不羈独立の魂であった。
— 坂口安吾 『いずこへ』 青空文庫
婚家に伝はる仏教に帰依し、諦らめを知り、覚めるがゆえに夢を悪み、傷つくがために不羈独立の志操をきらひ、市井の因循細心な安危の世界に感動した。
— 坂口安吾 『母を殺した少年』 青空文庫
作例 · 標準
彼は束縛を嫌い、常に不羈独立の精神で生きてきた。
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その芸術家は、既存の枠にとらわれず、不羈独立した作品を生み出し続けた。
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若者たちは、親の干渉を避け、不羈独立した生活を求めた。
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