蒼む
あおむ
動詞
標準
文例 · 用例
あおむけに寝かして心臓音を聞いてみた。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
ときに予と相目して、脣辺に微笑を浮かべたる医学士は、両手を組みてややあおむけに椅子に凭れり。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
クねずみは、そこであおむけにねころんで、「ねずみ競争新聞」を手にとってひろげながら、「ヘッ。
— 宮沢賢治 『クねずみ』 青空文庫
」大学士はあおむいて空を見る。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
いちばん小さな子はもうあおむけになって気絶したようです。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
」 そこで兵隊は、つくえの上にのっているかぎタバコ箱のうしろへ、ごろりとあおむけにひっくりかえりました。
— DEN STANDHAFTIGE TINSOLDAT 『しっかり者のすずの兵隊』 青空文庫
ふたりがあおむいてみると、大きいまっ白なはくちょうが一羽、空の上に舞っていました。
— REJSEKAMMERATEN 『旅なかま』 青空文庫
しじゅう、うわぐつであるきまわっていた、けらいのけらいの小姓なんか、とてもあおむいて顔が見られないくらいでした。
— SNEDRONNINGEN 『雪の女王』 青空文庫