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千本格子

せんぼんごうし
名詞
1
標準
lattice of evenly spaced vertical timber bars (used in facades, etc.)
文例 · 用例
拭き磨いた千本格子の真中に入口を開けて古い暖簾が懸けてある。
岡本かの子 家霊 青空文庫
一体、不断は千本格子を境にして、やけな奥女中の花見ぐらい陽気な処へ、巡査と見ると騒動が豪い。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」 この土蔵一つ、細い横町の表から引込んだ処に、不思議なばかり、白磨の千本格子がぴたりと閉って、寐静ったように音もしないで、ただ軒に掛けた滝の家の磨硝子の燈ばかり、瓦斯の音が轟々と、物凄い音を立てた。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
米價はその頃も高値だつたが、敢て夜討ちを掛ける繪圖面ではないのであるが、町に向つて檜の木戸、右に忍返しの塀、向つて本磨きの千本格子が奧深く靜まつて、間の植込の緑の中に石燈籠に影が青い。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
千本格子の中から聞える三味線は、長唄のものを使っているらしく、浄瑠璃のあの節太い写実の調子はやさしく扱かれ、たゞ美しいだけの抒情詩の耳触りになっています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
千本格子の表格子をそっと開けて、さすがわたくしは敷居の端の方から片足を玄関の土間へ忍びやかに踏入れました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
見ると四角張ったものは狆の箱で、箱ぐるみ貰って来たという訳、箱だってなかなか手を尽くしたもので、きりぎりす籠の大きいような塩梅に前へ竹の管の千本格子が這入っている。
好き狆のモデルを得たはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
表の古びた紅殻塗の千本格子には「本願寺参詣人定宿××詰所」と書いた煤けた掛|行燈が薄暗い光を放つて掛つて居た。
加能作次郎 世の中へ 青空文庫
作例 · 標準
古い日本家屋には、風情のある千本格子が使われている。
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この料亭の窓には、細やかな千本格子がはめ込まれていた。
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千本格子の間から差し込む光が、部屋を幻想的に照らしていた。
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