幕が下りる
まくがおりる
表現動詞-一段
標準
to lower the curtain
文例 · 用例
――帷幕が下りると、……燕尾服の口上じゃない――薄汚い、黒の皺だらけの、わざと坊さんの法衣を着た、印度人が来て、袖を曳いて、指示をしながら、揚幕へ連れ込んで、穴段を踏んで、あの奈落……きみもよく知っていようが、別して地方劇場の奈落だよ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
この幕が下りると、わたしは自分の肌着がぐっしょりと汗にぬれているのに気がついた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
最後の幕が下りると同時に、イダルゴは楽屋口からその一台へ飛び移った。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
爪牙の鈍った狼のたゆたうのを、大きい愛の力で励まして、エルラはその幻の洞窟たる階下の室に連れて行こうとすると、幕が下りる。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
娘のマダウが元気よく駆け来て「パパア、ママン、晩|御飯が出来ました」と云ふので幕が下りる。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
さて幕が下りると、彼は楽屋に行ってさめざめと泣いた。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
彼は、幕が下りると、わざと浪路をわきにして、横山にいいかけた。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
幕が下りるまで私はお妙ちゃんのあのあわれげな視線をうけて居る事が出来るかしらこう思いながら、見られればキッとこっちからもそれに答える心持をもって居た。
— 宮本百合子 『ひな勇はん』 青空文庫
作例 · 標準
観客からの鳴り止まない拍手の中、感動的なフィナーレを迎え、静かに幕が下りた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
劇の終了を告げるように、ゆっくりと幕が下りていった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「さよなら、またいつか!」と観客に手を振り、役者たちは幕が下りるのを待った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite