乾燥無味
かんそうむみ
形容動詞名詞
標準
dryness
文例 · 用例
これは通例乾燥無味な表に詰め込んだだらしのないものである。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
歌の生死の境が真に一分一厘の処にあるのであるから、ほんの一厘の差で乾燥無味に陥って終うのである。
— 伊藤左千夫 『歌の潤い』 青空文庫
なぜならこれ等のものは、詩というべくあまりに乾燥無味であって、知性の意味が勝ちすぎているから。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
「淡き物あに塩なくして食われんや、卵の蛋白あに味あらんや」というは、いわゆる乾燥無味砂を噛むが如しという類の語であって、エリパズの言に対する思いきった嘲罵である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
――此方の手紙があまりに乾燥無味なのに興を失ふたのかも知れない――などゝ私は、成るべく自分に都合の好いやうな、それにしても一寸寂し気な苦笑を浮べた。
— 牧野信一 『悪筆』 青空文庫
若いときは格別、近年は甚だ出不精になって、旅行する機会もだんだんに少なくなったが、停車場という乾燥無味のような言葉も、わたしの耳にはなつかしく聞えるのである。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
しかしそれに関らず私は何となく乾燥無味な数学に一生を托する気にもなれなかった。
— 西田幾多郎 『或教授の退職の辞』 青空文庫
若いときは格別、近年は甚だ出不精になって、旅行する機会もだんだんに少くなったが、停車場という乾燥無味のような言葉も、わたしの耳にはなつかしく聞えるのである。
— 岡本綺堂 『薬前薬後』 青空文庫
作例 · 標準
彼の講義はいつも乾燥無味で、学生たちはすぐに飽きてしまう。
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データばかりを並べた報告書は、どこか乾燥無味な印象を与える。
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彼のユーモアは、時に乾燥無味だと評価されることもある。
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