魚骨
ぎょこつ
名詞
標準
文例 · 用例
矢は、細身の唐竹を用い、矢尻は鋭い魚骨を用いた。
— 菊池寛 『俊寛』 青空文庫
すると、僧形に囲まれ沈んだ魚骨の白いその崩れが、しだいにそこからなごやかな命日の息を蘇らせて、不思議と一座が暖かな日ざしに変るのを彼は覚え、また仏壇の方へと心が向いてゆくのだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
昼は肴屋の店頭に魚骨を求めて、情知らぬ人の杖に追立られ。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
それは、供物らしき魚骨の發見と、俵形土器の中から、植物らしき物の出た二|事である。
— お穴樣の探檢 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
今諸地方貝塚よりの發見物を檢するに、實に魚骨魚鱗等有り。
— 坪井正五郎 『コロボックル風俗考』 青空文庫
獸骨器の右に畫きたるは魚骨器なり。
— 坪井正五郎 『コロボックル風俗考』 青空文庫
魚骨器の右に畫きたるは其一例にして、發見地は相模三浦郡|久比利貝塚なり。
— 坪井正五郎 『コロボックル風俗考』 青空文庫
貝塚より魚骨魚鱗の出づる傍ら是等遺物の存在するは實にコロボックル漁業の法を明示するものと云ふべきなり。
— 坪井正五郎 『コロボックル風俗考』 青空文庫