慈善興行
じぜんこうぎょう
名詞
標準
charity show
文例 · 用例
○不景気のために難渋の者多ければとて、市川派の俳優が組織せる三升会は、七月七、八の二日間、新富座に慈善興行を催し、その純益金を東京府庁に寄附す。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
つづいて新富座もみずから発起して、十、十一の二日間、慈善興行を催せり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
これが例となりて、その後にも各種の慈善興行がしばしば催さる。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
もう大分まえだが、私がピラネエ颪みたいにこのマドリッドへ吹き込んで来た当初から、年に一回の最大闘牛、赤十字の慈善興行が来る日曜日――すなわち今日――催されるというんで、町も国も新聞も居酒屋も、早くからその評判ではち切れそうだった。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
この闘牛の値段は、なみ牛のところで一頭三千ペセタ――千円――が通り相場だが、今日のような年一回の赤十字慈善興行なんかに出場する「幸運牛」になると、あらゆる牛格を完全以上に具備していて闘牛中の王者というわけだから、値段も張ってまず七千から一万ペセタ――三千二、三百円――に上る。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
福田会とかの慈善興行だそうだ。
— 一九一七年(大正六年) 『日記』 青空文庫
六月には、忠臣蔵に力弥、勧進帳に亀井六郎であるが、赤十字慈善興行だつたゞけに、大序から四段目位までより出ない忠臣蔵だつたらしい。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
おなじ六月横浜興行に引き続いて、慈善興行に男之助と五郎。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫