吾子
あこ異読 わこ
名詞
標準
my child
文例 · 用例
かりそめに叱りうべしや吾子といへどこの天地のひとりの男の児 この歌は下手ですが子供を叱ったあとの気もちです。
— ――型でなしに 『家庭愛増進術』 青空文庫
吾子を許すではないが政は未だ児供だ。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
親というものはどこの親も同じで、吾子をいつまでも児供のように思うている。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
民子も真の親の様に思ってくれ私も吾子と思って余所の人は誰だって二人を兄弟と思わないものはなかったほどであるのに、あとにも先にも一度の小言をあんなに悔しがって夜中泣いて呉れなくともよさそうなもの。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
一揆等は氏郷に対して十分|畏れ縮んで居り、一揆の一雄将たる黒沢豊前守という者は、吾子を名生の城へ人質に取られて居るのを悲んで、佐沼の城から木村父子を名生に送り届けるから交換して欲しいと請求めたので、之を諾して其翌月二十六日、其交換を了したのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
有馬、金森、いずれも中々立派に一器量ある人々であり、他の人々も利家が其席を尊くして吾子の利長利政をも同坐させなかった程だから、皆相応の人々だったに疑無い。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
母は其子を兼盛の胤では無いと云張り、兼盛は吾子だと争ったが、畢竟これは母が其子を手離したくない母性愛の本然から然様云ったのだと解せられもするが、又吾が手を離れた女の其子を強いても引取ろうとするのはよくよく正しい父性愛の強さからだとも解せられるのである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
吾子が受領すべきは、緇き衣と大なる帽となり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
吾子の例文