逢春
逢春
名詞
標準
文例 · 用例
五律の五六に「投老心雖懶、逢春興自繁」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
江上漫成 高青邱春色到江濱 江花樹樹新行吟憔悴客 誰道亦逢春河のほとりに春めぐりきて河辺の樹々はみな花をつく詩を吟じつつ行きなづむ痩せほうけたる旅人も亦た春に逢へりと誰かいふ
— その六 ――放翁絶句十三首和訳(つけたり、雑詩七首)―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
)余氏はその一枚の上に、私の姓を書いてから、梅逢春と云う三字を加えた。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
林黛玉の梅逢春がやっと一座に加わったのは、もう食卓の鱶の鰭の湯が、荒らされてしまった後だった。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
第二十 毅堂が『薄遊吟草』所載の作の第三首目に「逢春」と題して「予時年二十七。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
この律詩は後年植村蘆洲、真下晩菘の二人が編纂した『六名家詩選』に採録されているが、それには「客舎逢春予時年二十八。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
元日の絶句に「樗散逢春鬢欲斑。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
横長い筋紙には、上下二段、三十六の劃内に、「点魁」「艮玉」「板桂」「明珠」「月宝」「逢春」等の文字が印刷されてある。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫