増し目
ましめ
名詞
標準
increasing the number of stitches (knitting)
文例 · 用例
」「どうと申して、段々|頤がこけて、日に増し目が窪んで、顔の色がいよいよ悪い。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
その中にはお粂のようすも伝えてあって、その後はめっきり元気を回復し、例の疵口も日に増し目立たないほどに癒え、最近に木曾福島の植松家から懇望のある新しい縁談に耳を傾けるほどになったとある。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
情慾萩原朔太郎手に釘うて、足に釘うて、十字にはりつけ、邪淫のいましめ、齒がみをなして我こたふ。
— 萩原朔太郎 『情慾』 青空文庫
〔雪とひのきの坂上に〕宮沢賢治雪とひのきの坂上に粗き板もてゴシックを辛く畳みて写真師の聖のねぐらを営みぬぼたと名づくる雪ふりていましめさけぶ橇のこらよきデュイエットうちふるひひかりて暮るゝガラス屋根
— 宮沢賢治 『〔雪とひのきの坂上に〕』 青空文庫
だがそうした八雲の悲しい心は、常に最も夫人の心を痛ましめた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
余計なお饒舌や※言を云う時には口では云わずになるたけきつい顔して無言のいましめをしてやります。
— ――型でなしに 『家庭愛増進術』 青空文庫
私の心の中の俗物根性をいましめただけの事なのである。
— 太宰治 『『玩具』あとがき』 青空文庫
心相こころの師とはならんとも、 こころを師とはなさざれと、いましめ古りしさながらに、 たよりなきこそこゝろなれ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
作例 · 標準
状況は依然として悪いが、最低限の増しはあったと言える。
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