混血児
こんけつじ
名詞
標準
child of mixed parentage
文例 · 用例
イタリアンとの混血児の上海からこの土地に稼ぎにやってきた踊子の鳩胸、その偉大な女性の耕作地にこだまするサキソフォンの反響、かの女は、いつも踊場に蜜月の旅をつづける。
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
青い日本服をきた混血児が、なよ/\とした腰に支那人の中学生の腕をからませて踊っていた。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
上の男の子はあの頃四つくらいで名はエンリコとかいうそうだが、当り前の和服を着て近所の子供と遊んでいるのを見ては混血児と思われぬようであった。
— 寺田寅彦 『イタリア人』 青空文庫
されば要するに詩人とは、生活者と芸術家との混血児で、しかも両者の血を多量に受けた、矛盾の中の美しい調和である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
山姫というのは神と山獣との混血児みたようなものだそうです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
褐色味を帯びた瞳が、青く底光る眼の中に、ぱちりと澄んで、何かうるんだような感触が、その瞳から迫り、ふと混血児のようであった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
隣人の宣教師、混血児のベンさん気まぐれな禿頭、青い眼鏡をかけては街を歩行き、日曜の日には御説教。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
――そのアンというのはまだ十九か二十歳で、原住民には珍らしい色白の綺麗な俳優で、なんでも本当の原住民ではない、原住民とイタリアとの混血児だとかいう噂でしたが、なにしろ声もいい、顔も美しいというので、それが一座の花形で、原住民はもちろん、外国人のあいだにも非常に評判がよかったのです。
— 岡本綺堂 『マレー俳優の死』 青空文庫
作例 · 標準
その混血児は、二つの言語を流暢に話すことができる。
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昔は、混血児に対する偏見があったが、今はそうではない。
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彼女は、愛情深い家庭で育った混血児だ。
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