色を塗る
いろをぬる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to daub
文例 · 用例
これほど私どもは線に重きをおいて居りますが、今の若い画家達……新進の人ばかりではございません、中には私等古参の方までが、とんとこの線ということに放縦になりまして、むやみとこてこて色を塗ることばかりを能事としている方が多くなったように見受けられます。
— 上村松園 『日本画と線』 青空文庫
それでありますのに今の日本画家の内の多分の人は、この線の研究や鍛錬を軽んじて色を塗る事にばかり苦心をしていられるのは、日本画の持つ独自の特色を喪うものであると思われまして、誠に残念に思うところでございます。
— 上村松園 『日本画と線』 青空文庫
乙姫は――彼はちょっと考えた後、乙姫もやはり衣裳だけは一面に赤い色を塗ることにした。
— 芥川龍之介 『少年』 青空文庫
どんな風に見て、どんな風に描くか、どんな風に色を塗るか、どんなエフェクトを狙うかとかなんとか言うのは問題ではないんだ。
— 三好十郎 『炎の人――ゴッホ小伝――』 青空文庫
画家が白いものを浮き上らすとき、白い絵の具をぬるばかりではなくて、そのかげにこい色を塗ることで、白を浮立たせなければならないときがあります。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
「太陽は赤、空は青」という固定観念を捨てて、子供は思いのままにキャンバスへ色を塗っていった。
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錆びだらけだった自転車のフレームをヤスリで削り、鮮やかなメタリックレッドで色を塗り直す。
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漫画の原稿に色を塗る作業は、今ではデジタルが主流だが、彼は頑なに筆と絵の具を使い続けている。
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