足労
そくろう
名詞
標準
trouble of going somewhere
文例 · 用例
そこで歯医者は返事をかいて、「口中をよく拝見した上でないと入れ歯はできないから御足労ながら当地までおいで願いたい」と言ってやった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
その夜七時ごろ町なる某という旅人宿の若者三角餅の茶店に来たり、今日これこれの客人見えて幸衛門さんに今からすぐご足労を願いますとのことなり。
— 国木田独歩 『置土産』 青空文庫
折角御足労を掛けたんだから」 弓子はズボンの中から百円紙幣を取り出すと、鶴雄の前に置いた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
御足労ねがえませんでしょうか」「すぐ行きましょう」五 小田は五条署からの電話が切れると、すぐ支度をして出掛けた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
「やア、どうも、わざわざ御足労ねがって……」 と、司法主任は小田に番茶をすすめながら、「――実は梶鶴雄のことで、一寸おききしたいんですが……」「はあ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
枉げて吾が寝泊りする処まで御足労賜はりてむやと、ひたすらに三拝九拝する様なり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
といふほどの好意で、足労を惜まず私を訪れて呉れ、お蔭で、私の或る一作が出来上つた頃のことであつた。
— 牧野信一 『断想的に』 青空文庫
玄関まで見送って、「夜分冷えますのに、御足労でした」多鶴子はそう言葉を残して、すっとなかへ消えてしまった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
わざわざ遠方からお越しいただき、足労(そくろう)をおかけしました。
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お忙しいところ、ご説明のために足労(そくろう)いただき恐縮です。
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足労(そくろう)をおかけしますが、一度直接お会いしてお話ししたいことがあります。
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