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春慶塗

しゅんけいぬり
名詞
1
標準
Shunkei lacquerware
文例 · 用例
硝子の器を載せた春慶塗の卓や、白いシイツを掩うた診察用の寝台が、この柱と異様なコントラストをなしていた。
森鴎外 カズイスチカ 青空文庫
春慶塗の、楕円形をしている卓の向うに、翁はにこにこした顔をして、椅子に倚り掛かっていたが、花房に「あの病人を御覧」と云って、顔で方角を示した。
森鴎外 カズイスチカ 青空文庫
その時母が春慶塗の重箱に弁当を詰めてゐるのを見た。
小寺菊子 河原の対面 青空文庫
主人の手あぶりの角を見ると春慶塗りの巻煙草入れと並んで越智東風君を紹介致|候水島寒月という名刺があるので、この客の名前も、寒月君の友人であるという事も知れた。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
姉の前後左右には、春慶塗|胡桃脚膳二十人前、吸物椀二十人前、などと記した古ぼけた箱が五つ六つ積み重ねてある傍に、長持の蓋が開けてあって、中に一杯こまこました小箱の詰まっているのが見えていた。
上巻 細雪 青空文庫
また桑材の茶箪笥、総桐の長火鉢、鏡台、春慶塗の卓その他で、小田滝三は眼をむいた。
山本周五郎 季節のない街 青空文庫
長火鉢の桐は張ったものだし、桑材の茶箪笥も、春慶塗の卓も、塗料を使ってそれらしい色と木目を付けたものであり、南部鉄の火箸も金銀の象眼ではなく、真鍮とニッケルのメッキだという。
山本周五郎 季節のない街 青空文庫
春慶塗のことについては秋田の産物を語る時に既に記しましたが、日本ではこの高山のと、前に記した能代のものとが双璧であります。
柳宗悦 手仕事の日本 青空文庫
作例 · 標準
飛騨の伝統工芸品である春慶塗の重箱を、大切に使い続けている。
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春慶塗のトレイは、木のぬくもりを感じさせる透明感のある仕上がりが特徴だ。
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旅の思い出に、春慶塗のお箸を自分へのご褒美として購入した。
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ウィキペディア

春慶塗(しゅんけいぬり)は、漆塗の技法、またはその技法で製造された漆器。日本各地に産地があり、その産地名を付して「(産地名)春慶」と呼ぶが、長い年月や伝播する過程で変化していった結果、木地作りや塗り方が微妙に異なっている。

出典: 春慶塗 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0