村童
そんどう
名詞
標準
village child
文例 · 用例
私はそれこそ一村童に過ぎなかったのだけれども、兄たちの文学書はこっそり全部読破していたし、また兄たちの議論を聞いて、それはちがう、など口に出しては言わなかったが腹の中でひそかに思っていた事もあった。
— 太宰治 『『井伏鱒二選集』後記』 青空文庫
往昔、西行上人此地を過ぎ、畑の麦を見、村童を顧みて何の草ぞと戯れたまひしに、童すなはち冬茎立の夏枯草とし答へたりければ、何思ひたまひけむ、そのまま元来し道に歩み返したまひにけり。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
夕陽西に傾いて戸々の炊烟漸く上るの時、一群の村童、奇異の旅客を纏ふて来る。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
此日は之れ当年第一の夏漁、頓て見る村童頻々として来往し、人々一尾を携へざるなく、家々鮮肉を味はざるなし。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
縁側や見透しの狭い庭には男女の村童が群って遊んでいる。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
川上はまだきあとべとなりぬれどすゞしき風は得こそ忘れね 左右遠くひらけて際なく、水田の細徑時に村童ありて馬を導く。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
何も光沢物がお前に附着してゐるとも思へないが、樹木や、凸凹のある山道や、萱葺の屋根や、村童の頭など、みんな夜光虫のやうにお前の皮膚が無数の生き物の艶で脹らんで現れる。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
村童に問へば、丸墓山といふ。
— 大町桂月 『石田堤』 青空文庫
作例 · 標準
小川のほとりでは、村童たちが魚を追いかけて遊んでいた。
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祭りの準備を手伝う村童たちの顔には、期待が満ち溢れていた。
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夕焼け空の下、村童の歌声がのどかに響き渡った。
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