手をつかえる
てをつかえる
表現動詞-一段
標準
to place both hands on the ground (to express respect, apology or to present a request)
文例 · 用例
娘がおとなしく手をつかえるのを待ちかねたように、師直は声をかけた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
十六になる小女が、はいと云って敷居際に手をつかえる。
— 夏目漱石 『文鳥』 青空文庫
「昨夜は御忙しいところを……」と女は入口に近く手をつかえる。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
一にやろうがやるまいが余計な御世話じゃないか」「今どっかへ出掛けたでしょう」「どこへ行ったんだろう」「きっと宗近へ行ったんですよ」 対話がここまで進んだ時、小野さんがいらっしゃいましたと下女が両手をつかえる。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
それも結局は、母の為に自分をまげて、「すみません……」と、手をつかえるほか無かったのだが、どっと涙があふれ出てとまらなかった。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
何かいおうとしたが手をつかえると、それなりしばらく黙ってしまった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
「じゃあ、お先に」「さあ、さあ、なにも心配しないがいいぞよ」「……すみません」 と、手をつかえる。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
「――しばらくでした」 座を辷って、武蔵が、両手をつかえると、沢庵はその手を握って、「ここは遊びの里だ、あいさつはざっとにしよう。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
目上の人に謝罪する際、彼は地面に手をつかえて深く頭を下げた。
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お客様に無理なお願いをする時、部長は手をつかえて丁寧に頼んだ。
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神社の境内で、参拝者は手をつかえて一心に祈りを捧げた。
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