末章
まっしょう
名詞
標準
文例 · 用例
昔は老子書を著はし末章に曰ふ『小国寡民、其の食を甘しとし、其の服を美しとし、其の居に安んじ、其の俗を楽む。
— 河上肇 『小国寡民』 青空文庫
本文は女大学の末章にして、婦人を責むること甚だしく、殆んど罵詈讒謗の毒筆と言うも不可なきが如し。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
是れ偏に鴎外先生が「渋江抽斎」末章を引用する迄もなく、旧東京市井文明の中に生を享けて来た芸人諸家の、社会上流の軍官貴紳に比して却つてその情誼のほどの濃やかにも美しかつたことを立証して余りあるものであらう。
— 正岡容 『下谷練塀小路』 青空文庫
そしていま週刊誌上に書いているあたりが、十巻の末章あたりだと聞かされた。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫