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郡代

ぐんだい
名詞
1
標準
文例 · 用例
すぐに行ってみると、それは彼の鈴ヶ森の一件で、変死人は市内の屋敷者らしいから、町方の方でその身もとを詮議して貰いたいと郡代からの依頼があった。
大森の鶏 半七捕物帳 青空文庫
もちろん彼女を引っ張って行って、表向きに吟味する術がないでもないが、町方と違ってここらは郡代の支配であるから、公然彼女を吟味するとなれば、どうしても郡代の屋敷へ引っ立てて行かなければならない。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
それとも俺と一緒に郡代屋敷へ行くか、どっちでも貴様の好きな方にしろ」「でも、親分。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
それを郡代の屋敷へ届け出るか、または雑司ヶ谷へ持って帰るか、二つに一つの処置を取れば別に何事もなかったのであるが、そこで彼は辰蔵から或る知恵を吹き込まれた。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
たまに思い出したように郡代から下げ渡される救助米とか麦種子代とかは雀の涙ほどで何の足しにもならなかった。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
その後秀吉が築堤してから、元は尾張に属していたのを何か心あって美濃の所領に移したものだと、「旧幕の頃には天領として郡代が置かれたものでして、ついこの下の土手に梟首場の跡がございますが」と町長、椅子から伸び上った。
北原白秋 木曾川 青空文庫
尋で六月六日に忠英は関東の郡代を兼ねた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
十三年四月赤松殿|阿波国を併せ領せられ候に及びて、景一は三百石を加増せられ、阿波郡代となり、同国|渭津に住居いたし、慶長の初まで勤続いたし候。
森鴎外 興津弥五右衛門の遺書 青空文庫