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多情多感

たじょうたかん
名詞形容動詞
1
標準
sentimental
文例 · 用例
多情多感で天才型のこの学者は魅惑を覚えるものを何でも溺愛する性質であつた。
岡本かの子 小町の芍薬 青空文庫
しかし、六尺豊な体躯を持っている赫顔白髪の老翁の太古の風貌を帯べる考えと多情多感な詩人肌の彼の考えと到底一致する筈がない。
岡本かの子 荘子 青空文庫
そうかと思うとまた、多情多感な一編の詩を作ろうと野心を起して、全編の結句になるべき一行をさえ思いついた。
ツルゲーネフ はつ恋 青空文庫
何ともしがたい恋しく苦しい心の慰めに、大将は猫を招き寄せて、抱き上げるとこの猫にはよい薫香の香が染んでいて、かわいい声で鳴くのにもなんとなく見た人に似た感じがするというのも多情多感というものであろう。
若菜(上) 源氏物語 青空文庫
私のように長く心の病気をおさえている人はないでしょう」 大将はこの言葉のとおりにもう軽々しい多情多感な青年ではない重々しい風采を備えているのであるから、その人の切り出して言ったことがこれであるのを、女房たちはこんなことになるかともかねてあやぶんでいたと、途方に暮れた気がするのであった。
夕霧一 源氏物語 青空文庫
これは多情多感で大胆な若者で、彼女の心に頗る近しい人物だった。
TUPEJNYJ HUDOZHNIK かもじの美術家 青空文庫
――その孤愁の影、多情多感なその日の彼は、あとで思えば、げにも宋江として珍しいことだった。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
柳はみどりの新芽を吹き、杏花や桃も笑いかけてる」「むむ、女衆や年寄りの畑打ちも始まったね」 殺伐な男どもにも、春は人並な多情多感をそそるらしい。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
作例 · 標準
思春期の多情多感な時期は、大人の何気ない一言にも心が激しく動揺するものだ。
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多情多感な青年は、夕日に赤く染まる街並みを眺めて名もなき深い感動に浸っていた。
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彼女の多情多感な感性が、誰も見たことがないような独創的な芸術作品を生み出す源泉となっている。
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