締まる
しまる
動詞
標準
文例 · 用例
無理に、処置をつけようなどと考えると、その紐が締まるのである。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
普通ならお墓へ来れば気が引締まるのに。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
子供の癖に、といったが巧い言葉が出ず紀代子は、教護聯盟の人にいいますよとその頃校外に於ける中等学生を取締まる怖い人を持ち出した。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
するうちに町がだんだん更けて来て、今まで明るかった二階の板戸が、もう締まる家もあった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
彼は身の内が氷のように引き締まるのを覚えた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
ご老中さまご参拝イ」 しいんと身の引き締まるような声とともに、宰相伊豆守の烏帽子姿は、なにごともなかったもののごとく、威風あたりを払いながら、さっそうとして山門の奥に消え去りました。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
大阪錠というやつは、締まるといっしょにトボソが自然と中からおりるのが自慢なんでござりますからな。
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
花房なら胴が細いから脚も締まるし※もよくやるし、きっとおまえの気に入ると思うから」「わたしもう乗馬なんかあっさりやめてしまうわ」「やめてしまわんでもいいじゃないか?
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫