幻辞.com

屠児

とじ
名詞頻度ランク #26991 · 青空 0
1
標準
slaughterer
文例 · 用例
「神道柱立」(広文庫引)に、屠児は神国に住むといへども、神孫にあらず。
喜田貞吉 特殊部落と寺院 青空文庫
沙門と屠児喜田貞吉 三善清行の「意見封事」に、延喜頃の人民が課役を避けんが為に出家して、天下の民三分の二は皆禿首というの状態となり、しかも彼らは貌も沙門の如く、心は屠児に似たりとある。
喜田貞吉 沙門と屠児 青空文庫
室町時代文安元年の「下学集」に、穢多屠児河原者 とある。
喜田貞吉 エタ源流考 青空文庫
当時に於いては屠児すなわち獣肉を扱う者をも、河原に住んで賤業に従事した河原者をも、共にエタと呼んでいたのである。
喜田貞吉 エタ源流考 青空文庫
否河原者の或る者が同時に屠児であって、為にその名が共通になっていたのかもしれぬ。
喜田貞吉 エタ源流考 青空文庫
或いは「エタ」の語をまで避けて、「屠児」などと書いた例も多い、これらはいずれも心ある所為として尊敬に値する。
喜田貞吉 「エタ」名義考 青空文庫
彼らは家に妻子を蓄え、口に腥※を啖い、私に髪を剃り猥りに法服をつけて、形は沙門の如きも心は屠児すなわちエトリに似たものであると云っている。
喜田貞吉 牛捨場馬捨場 青空文庫
これいわゆる濫僧なるもので、その屠児に似たという事から、「延喜式」ではこれを濫僧屠者と並称しているのであるが、鎌倉時代にはその濫僧をも通例ただちに屠者すなわちエタと呼んだとの事が、弘安頃の著と認められる「塵袋」に見えている。
喜田貞吉 牛捨場馬捨場 青空文庫