従横
じゅよこ
名詞
標準
文例 · 用例
就中私は、それ自らが豪勇無比な荒武者となつて、従横無尽に花々しい筆端の刃を揮つて、群がる者共を手玉にとつて薙ぎ倒し、こばから首をちよん切つて、さしもの竜巻村に平和の風を吹かせるといふ、痛快至極な冒険譚であることを知らずに、彼等は、左う云ふと、一様に恍惚の眼を細めて深々と息を吸ひ込んだ。
— 牧野信一 『ダニューヴの花嫁』 青空文庫
うるしの闇、それを従横に断ちわるいなずま。
— 野村胡堂 『幻術天魔太郎』 青空文庫
忠三郎は先頭に立って馬を乗入れ、敗走する敵兵を従横に蹴散らしながら、声高々と叫んでいた。
— 山本周五郎 『蒲生鶴千代』 青空文庫
要は兵を彊くし(一〇六)馳説の(一〇七)從横を言ふ者を破るに在るなり。
— 孫子呉起列傳第五 『國譯史記列傳』 青空文庫
要在彊兵破馳説之言從横者。
— 孫子呉起列傳第五 『國譯史記列傳』 青空文庫