来つける
きつける
動詞-一段
標準
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文例 · 用例
幼年時代には、壁に映る時計や箒の影を見てさえ引きつけるほどに恐ろしかった。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
ふぶき萩原朔太郎くち惜しきふるまひをしたる朝あららんらんと降りしきる雪を冒して一目散にひたばしるこのとき雨もそひきたりすべてはくやしきそら涙あの顏にちらりと落ちたそら涙けんめいになりて走れよひたばしるきちがひの涙にぬれてあららんらんと吹きつけるなんのふぶきぞ青き雨ぞや
— 萩原朔太郎 『ふぶき』 青空文庫
社会に対し、政府に対し、同胞に対しまた家族に対してあらゆる種類の不平不満をいだいている人は、この原始的楽器を原始的の努力をもってたたきつけるのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
西北の仙丈岳を前衛として、駒ヶ岳、鋸岳、木曾駒山脈の切れ間に谷が多いので、このように水蒸気も多く、そうしてこの山を目がけて、吹きつけるのであろう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
瑞西が、一面工業国でありながら、山水美をもって、世界の旅客を引きつける魅力は、甲斐の自然が、またこれを備えている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
雨と一緒に横しぶきに吹きつける河霧がふるへ上がるやうに寒かつた。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
しかし自分の経験によると、暴風の夜にかすかな空明りに照らされた木立を見ていると烈風のかたまりが吹きつける瞬間に樹の葉がことごとく裏返って白っぽく見えるので、その辺が一体に明るくなるような気のすることがある。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
雨と一緒に横しぶきに吹きつける河霧がふるえ上がるように寒かった。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
作例 · 標準
彼は毎晩のようにこのバーに来つけている。
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子供の頃から、夏休みには祖父母の家にきつけていた。
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あの喫茶店には、小説家がよくきつけるらしい。
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