仮宮
かりみや
名詞
標準
temporary shrine
文例 · 用例
その鷺宮の仮宮へ、高倉テル君が罹災者の姿で訪れてきた。
— 豊島与志雄 『三木清を憶う』 青空文庫
故、出雲に到りまして、大神を拝み訖へて、還りのぼります時に、肥河の中に黒樔橋を作り、仮宮を仕へ奉りて、坐さしめき。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
その翌日は、お札の降ったところの原の真中に、白木造りの仮宮が出来ました。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その晩には仮宮の前へ、誰がするともなく、おびただしい鏡餅の供え物です。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その中心地、小金ヶ原へ一夜のうちに出来た仮宮の宮柱も、みるみる太くなりました。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
仮宮は何の神様であるか知らないが、その御本体を大切にするよりは、茂太郎と弁信の御機嫌を取ることが大事であるらしい。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そして自分は、母の帝が板蓋宮炎上のあとで、暫く仮宮に使つてをられた川原の古宮に黙々として起居しながら、妃の莵野ノ王女の眼をぬすんでは通つてくるのだつた。
— 『白鳳』第二部 『鸚鵡』 青空文庫
本殿から仮宮までの十町の道には、一間幅にずっと白砂が敷いてあるので、道筋だけはようやくわかるくらいなもの。
— 猫眼の男 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
社殿が落雷で焼失したため、急遽プレハブ小屋を仮宮として遷座祭が行われた。
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「遷宮が終わるまでは、こちらの仮宮にお参りいただくことになります」と巫女が案内する。
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奈良の山奥には、かつての皇族が隠れ住んだという伝説の仮宮跡がひっそりと残っている。
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祭りの期間中だけ砂浜に建てられる仮宮に、潮風に乗って波の音が響く。
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