鉤鼻
かぎばな異読 かぎはな
名詞
標準
hooked nose
文例 · 用例
シャンパンのキルクがボーイの鉤鼻から落下すると私のパートナアが横目をつかってボーイに現金で酒代とチップを渡すように催促して別に靴先につける天花粉の代金十|仙を請求する。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
軽部は体の小柄な割に、顔の道具立てが一つ/\大きく、眉毛が太く、眼は近眼鏡のうしろにギョロリと突出し、鼻の肉は分厚く鉤鼻であった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
)、分別を見せる「鉤鼻」、又は物々しい「二段鼻」、安っぽい「抓み鼻」なぞいうのがあります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
同じく妙な災難はインド人の部屋でも起こった――相手は無口で小柄な鉤鼻の男で、我々を訝しげに眺め回したが、ホームズによる建物の素描が終わりを迎えるとあからさまに喜んでいた。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
頬骨が秀でて、鉤鼻は大きく、頤はこけて、下顎は下り、白い大きな眼が突き出ている彼の顔の表情は、一般の事物に対する一種の頑固な無頓着さを示しているとはいえ、あらゆる模倣や叙述なども及ばないくらいに、実にしかつめらしいまじめくさったものだった。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
眼のつつた、唇の厚い、鉤鼻の山本を圭一郎は本能的に厭がつた。
— 嘉村礒多 『業苦』 青空文庫
そして、海気に焼け切った鉤鼻を弟に向けて、髻をゆるやかに揺すぶるのだった。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
他の一枚は美しい妙齢の婦人で、鉤鼻で、ひたいの髪を巻いて、髪粉をつけた髪には薔薇の花が挿してあった。
— スペードの女王 『世界怪談名作集』 青空文庫
作例 · 標準
その老紳士は、眼鏡の奥から鋭い眼光を放ち、立派な鉤鼻が印象的だった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
小説の登場人物は、鷲のような鉤鼻を持つミステリアスな男として描かれている。
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肖像画に描かれた王は、権威の象徴ともいえる高い鉤鼻をしていた。
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