脚線
きゃくせん
名詞
標準
文例 · 用例
まったく最近の世相は行進曲の、テンポの、スピードの、ジャズの、脚線美の、メカニズムの、野獣的にまで進んだために、勢い一般の左様な傾向に即した絵画を多少増加したかも知れない。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
姿勢はスラリと均斉がとれ、特別、脚線のすばらしさ、レビュウガール、映画女優、これだけの美人がメッタにあるものではない。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
ほんたうに近代女性の脚線美が云々されだしたのはこの時代からだらう。
— 正岡容 『大正東京錦絵』 青空文庫
その店は、女性の脚線美をテーマにした写真を専門に扱っている店だということが、すぐにわかった。
— 片岡義男 『時差のないふたつの島』 青空文庫
脚線美、という、見ただけですでに充分に美しい三つの漢字による言葉を思いうかべながら、ぼくはその店に入った。
— 片岡義男 『時差のないふたつの島』 青空文庫
脚線の美しさをあらわにして、ありとあらゆるポーズをとっている美女たちの写真が、いっせいにぼくにむかって飛びかかってくるようだった。
— 片岡義男 『時差のないふたつの島』 青空文庫
写真はすべてモノクロームであり、そのために脚線美の人工的な印象は高い次元まで増幅されていた。
— 片岡義男 『時差のないふたつの島』 青空文庫
一九三〇年代から現在にいたるまでのハリウッドが世に送り出した、有名無名のさまざまな美女たちの、脚線美ポーズ写真だ。
— 片岡義男 『時差のないふたつの島』 青空文庫