従三
じゅうさん
名詞
標準
文例 · 用例
十七日、乙酉、京極侍従三位、二条中将雅経朝臣に付し、和歌文書等を将軍家に献ず、御入興の外他無しと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
廿三日、己丑、天晴、京極侍従三位、相伝の私本万葉集一部を将軍家に献ず、御賞翫他無し、重宝何物か之に過ぎん乎の由、仰有りと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
今夜源氏は従三位から正三位に上った。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
と――同時のように主従三人の目を射たものは、離れ座敷の障子に、ぽっかりと大きく映ってみえる四人の入道頭の黒い影です。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
松坂の目代にこの顛末を聞いた時、この坊主になった定右衛門の伜亀蔵が敵だと云うことに疑を挾むものは、主従三人の中に一人もなかった。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
寛政十一年の雲上明鑑には「丹家、錦小路三位頼理卿、三十三、同従三位(下闕)」と記してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
阿部家の家従三富の事は既に上に出でてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
主人が災難とあきらめているので、義助もよんどころなく我慢したが、主従三人が揃いも揃ってこんな目に逢うのは、あまりに忌々しいと思った。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫