群棲
ぐんせい
名詞
標準
文例 · 用例
かかる場合において神はサタンに対しまたこの世に群棲する彼の子供らに対して「否!
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
私はいつか映画でオットセイの群棲を見たことがある。
— 島木健作 『黒猫』 青空文庫
この不可思議な、この世のものとも思われぬ光景は、このグロテスクな黒褐色の群棲の集団は、言語にも想像にも絶したこの北海の膃肭獣の生活は。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
十二 同じく海豹島は砂浜の南端、群棲場の光景。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
恥さらしの、孤独地獄の、しかもまた累々たる半死の膃肭獣の群棲場。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
しかもまた、彼らの群棲場には一羽のロッペン鳥すら、ああ、頬の白く嘴の黄色い華魁鴨の姿すら、小さな海鴫さえ、飛んでも来なければ、羽ばたいても遊ばないのだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
十三 群棲場の前の波、波、黒い波、 小さな岩、 岩の上には小さな黒い頭の膃肭獣の幼獣がいる。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
こゝに滞留してゐて、また家庭といふものゝうるさいことを見たり聞いたりした、独居のさびしさは群棲のわずらはしさを超えてゐる。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫