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一膳

いちぜん
名詞
1
標準
bowl (of rice)
文例 · 用例
私がたつた一膳で止めて立たうとすると、祖母が腹でも悪いのかと言ひ出した。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
桂正作は武士の子、今や彼が一家は非運の底にあれど、ようするに彼は紳士の子、それが下等社会といっしょに一膳めしに舌打ち鳴らすか、と思って涙ぐんだのではない。
国木田独歩 非凡なる凡人 青空文庫
どうして婆々が家の一膳飯がお口に合いますものでござります。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
此の瓜井戸の宿はづれに、漸つと戸を一|枚開けた一膳めし屋の軒へ入つた。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
元二が、一膳めし屋の前を離れて、振返る、と件の黒猫が、あとを、のそ/\と歩行いて居る。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
汝が可しと思ふことならば予は何にても可し、些變りたる望なるが、汝思附の獻立を仕立てて一膳予に試みしめよ」といかにも變りたる御望。
泉鏡太郎 十萬石 青空文庫
「いま一膳はいかゞ仕らむ」と伺へば、幼君「さればなり其膳は籠の中に遣はせ」との御意、役人訝しきことかなと御顏を瞻りて猶豫へり。
泉鏡太郎 十萬石 青空文庫
鳥居前のお前さん、乱暴じゃあがあせんか、華族様だってえのにどうです、もっともまああの方にゃあ不思議じゃねえようなものの、空樽の腰掛だね、こちとらだって夏向は恐れまさ、あのそら一膳飯屋から、横っちょに駆出したのが若様なんです。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
作例 · 標準
炊き立てのご飯を一膳、丁寧に茶碗に盛り、まずはその豊かな香りを愉しむ。
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「最近は健康に気を使っていて、夕食のご飯は一膳までと決めているんです」
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育ち盛りの息子は、大好物のハンバーグを前にすると、あっという間に三膳もお代わりをしてしまう。
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毎朝、炊き上がったばかりの真っ白なご飯を一膳、仏壇へ供えるのが祖母の大切な日課だった。
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2
標準
pair (of chopsticks)
作例 · 標準
伝統工芸の若狭塗の箸を一膳、自分へのご褒美として奮発して購入した。
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コンビニで弁当を購入した際、店員が袋の中に割り箸を一膳添えてくれた。
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「予備の箸を一膳、持ってきてくれる?」と母が台所から家族に声をかけた。
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格式高い料亭では、客が席に着く前に吉野杉の箸が一膳ずつ整然と並べられている。
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