古訓
こくん
名詞
標準
ancient precepts
文例 · 用例
その東洋文人の修道院で、彼は、「身を修め藝を研く」の古訓を守り孜々として修養して來た。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に就いて』 青空文庫
「「ハカセ」の古訓を用うるも宜いけれど、世人がもし「ハ」を濁りて「バカセ」と戯れては、学位の尊厳を涜すからなー。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
使・遣と言ふ字が、日本紀の古訓には、またすと始終訓まれてゐる。
— 折口信夫 『村々の祭り』 青空文庫
又、古事記の古訓に、無制限と見えるまで、宣長翁の訓まれた動詞に敬語「み」をつける癖(三矢先生改訓)「み……し」とある部分だけは、見免すことが出来ると言へるかも知れない。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
古事記・日本紀の古訓などには、此「をし」を形容詞扱ひにして、「をしき」と言ふ活用を出してゐるが、此はうけ取れない。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
日本紀の時には、まだ不自然な訓み方であつたものが、記では譬へば、古訓古事記の如きは、非常に巧に訓んで居る。
— 折口信夫 『古代中世言語論』 青空文庫
古訓古事記などは、今の我々からは簡単に考へて了ふけれども、よく味はつて見ると、大変な努力と、苦労を重ねて居る事が訣ると思ふ。
— 折口信夫 『古代中世言語論』 青空文庫
古事記には二ヶ所出て来る様で、古訓には二ヶ所ともさう訓んでゐるけれども、正しくうたてと訓まねばならぬところは一ヶ所だと思ふ。
— 折口信夫 『古代中世言語論』 青空文庫
作例 · 標準
私の家には「正直は一生の宝」という古訓が書かれた掛け軸が代々伝わっている。
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彼は古訓を重んじ、現代の喧騒の中でも常に自分を律して生活している。
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学校の校訓には、開校以来守り続けられてきた儒教的な古訓が含まれている。
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標準
old reading (of kanji or kanbun)
作例 · 標準
万葉集の注釈書を読みながら、当時の言葉がどのように読まれていたかという古訓を調べる。
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この古文書に記された古訓を読み解くことで、平安時代の漢字の読み方の変遷がわかる。
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教授は、宣長が『古事記伝』で示した古訓の妥当性について講義した。
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