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敵弾

てきだん
名詞
1
標準
enemy bullet
文例 · 用例
陣中の生活僅かに十六旬、不幸にして虹の如き二十有三歳を一期に、葉月二十六日曙近きガデブツシユの戦に敵弾を受けて瞑したりと雖ども、彼の胸中に覚醒したる理想と其健闘の精神とは、今に生ける血となりて独逸民族の脈管に流れ居候。
石川啄木 渋民村より 青空文庫
』て泣き出し、またばッたり倒れたさかい、どないにやられたかて、同隊の軍曹が調べてやると、足の上を鳥渡敵弾にかすられたんであった。
岩野泡鳴 戦話 青空文庫
鳥渡でも頸を突き出すと直ぐ敵弾の的になってしまう。
岩野泡鳴 戦話 青空文庫
一歩踏み出せば、もう、直ぐ敵弾の餌食は覚悟せにゃならん。
岩野泡鳴 戦話 青空文庫
大小の敵弾は矢ッ張り雨の如く降っとった。
岩野泡鳴 戦話 青空文庫
しかし敵弾雨よりも繁しくて、徒らに多くの死傷を出すに終った。
菊池寛 田原坂合戦 青空文庫
指揮官野津大佐は、敵弾を、一つは革帯に、二つは軍刀に受けた程である。
菊池寛 田原坂合戦 青空文庫
官軍の抜刀隊は死骸を楯にして敵弾を防ぎ、歩兵の来るを待ったが、忽ちに三十余名が斃されたので、恨を呑んで引上げた。
菊池寛 田原坂合戦 青空文庫
作例 · 標準
激しい銃撃戦の中、敵弾を避けるために瓦礫の陰に身を隠した。
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一発の敵弾が通信機を直撃し、本部との連絡が途絶えてしまった。
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彼は敵弾に倒れた戦友を担ぎ上げ、必死に安全な場所まで運んだ。
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