一頭地を抜く
いっとうちをぬく
表現動詞-五段-カ行
標準
to cut a conspicuous figure
文例 · 用例
然れども巻頭の中館松生君が私徳論の如きは、其文飛動を欠き精緻を欠くと雖ども、温健の風、着実の見、優に彼の気取屋党に一頭地を抜く者と被存候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
今日、所謂仏国の『先駆劇壇』を形造る幾多の有為な新進劇作家、その名を数へれば十指を屈してなほ余りがあるに違ひないが、その「力強さ」に於て、その「閃き」に於て一頭地を抜くものは、たしかにポオル・クロオデルとアンリ・ルネ・ルノルマンとであらう。
— 岸田國士 『アンリ・ルネ・ルノルマンについて』 青空文庫
鳰鳥の美しい容貌は、美人の多いこの国でも一頭地を抜くに足るものがあった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
多くの者は、自分らの階級を軽蔑するふうをしながら、その階級から一頭地を抜くべき機会をしか、そこに認めていなかった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
同期入社の中でも、彼の営業成績は常に出色で、早くも一頭地を抜く存在として注目されている。
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幼い頃から英才教育を受けた彼女は、ピアノのコンクールでも同年代の中で一頭地を抜く演奏を披露した。
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単なる努力家というだけでなく、その独創性において彼は周囲から一頭地を抜いている。
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