蘇合
そこう
名詞
標準
文例 · 用例
玄白斎は、岩へ、顔を押当てるようにして、岩から、何かの匂を嗅いでいたが「和田、嗅いでみい」 仁十郎は、身体を岩の上へ曲げて、暫く、鼻を押しつけていたが「蘇合香?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
壇上の品々――人髪、人骨、人血、蛇皮、肝、鼠の毛、猪の糞、牛の頭、牛の血、丁香、白檀、蘇合香、毒薬などというものは、人を呪い殺すために、火に投じる生犠の形であった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
兵助は、口の中で、何か唱えながら、白檀と、蘇合香とを、牛頭の上から、撒きちらした。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
ベンゾイン〔安息香〕のガム、蘇合香などがこの目的に使われたが、好まれた療法はビャクシン、没薬、フラグ〔ショウブの類〕、などからなる燻蒸剤でKyphi〔キフィ。
— History of Medicine 『医学の歴史』 青空文庫
そして第四には、朱と蘇合香とを砂の代りに敷きつめ、そこにこの限りない群衆のための盛大な宴会を催す。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫