変物
へんぶつ
名詞
標準
eccentric person
文例 · 用例
彼は変物だと最初世話をしかけた者が手をひいた時分。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
善兵衛は若い時分から口の悪い男で、少し変物で右左を間違えて言う仲間の一人であったが、年を取るとよけいに口が悪くなった。
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
』と首を出したのは江藤という画家である、時田よりは四つ五つ年下の、これもどこか変物らしい顔つき、語調と体度とが時田よりも快活らしいばかり、共に青山御家人の息子で小供の時から親の代からの朋輩同士である。
— 国木田独歩 『郊外』 青空文庫
中年から風眼を病らッて、盲れたんだそうだが、別に貧乏というほどでもないのに、舟を漕がんと飯が旨くないという変物で、疲曳の盲目で在ながら、つまり洒落半分に渡をやッていたのさ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
何故というのに、困ったことには自分はどうも変物である。
— 夏目漱石 『処女作追懐談』 青空文庫
当時変物の意義はよく知らなかった。
— 夏目漱石 『処女作追懐談』 青空文庫
然し変物を以て自ら任じていたと見えて、迚も一々|此方から世の中に度を合せて行くことは出来ない。
— 夏目漱石 『処女作追懐談』 青空文庫
それこそ真性変物で、常に宇宙がどうの、人生がどうのと、大きなことばかり言って居る。
— 夏目漱石 『処女作追懐談』 青空文庫
作例 · 標準
彼は大学教授だが、その奇抜な発想から「変物」として有名だった。
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「あの変物は、また何か面白いことを始めたぞ」と、村人たちは噂していた。
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変物は、型にはまらない自由な発想で、新しい芸術を生み出すことがある。
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