言い始める
いいはじめる
動詞-一段
標準
to say previously unspoken thoughts
文例 · 用例
その内さすがの聖徳太子もさばききれなくなって、のろまなはずの人間の側が「遅い遅い」と文句を言い始める。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
今度どこかの高座でご一緒する機会でもあれば、トッテン師匠がアメリカの悪口を言い始める前に、山ほど日本の悪口を並べようと考えている。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
そして新宿の家についても、桂子に対して、「あなたの旦那を送ってきてやった」と恩を着せ、またチップのことをゴタゴタ言い出し、おまけに池袋のマーケットの家賃が高いなぞと言い始める。
— 田中英光 『野狐』 青空文庫
彼女が行って参りますを言い始めると、彼も――こうなってはもうここに居残っている用もないので――立ちあがって、患者が待っているから家へ帰らなければと言い出した。
— JONYCH 『イオーヌィチ』 青空文庫
しかし、どこから、何から、いったいはじめにああいう「ふ、ふあ、ふあ、ふあーーっ」といったようなことを言い始める了見になったのだろう?
— 正岡容 『随筆 寄席風俗』 青空文庫
若い美しい女ばかり、声も立てず、形も残さず、描いたものを拭き消すように行方知れずになるのですから、江戸中の不安は募るばかり、そのうち誰ともなく――神隠しだと言い始めると、この宿命的な妖神の悪戯に対して、町人達――わけても美しい娘や女房を持った人々は、本当に顫え上がってしまいました。
— 江戸阿呆宮 『銭形平次捕物控』 青空文庫
そしてだれもよくそのことを感じたので、不平を言い始める者も、それをつづけるだけの勇気がなかった。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
しばらくして音楽が流れ始めたら少年Aは台詞を言い始める。
— 太田健一 『脳細胞日記』 青空文庫
作例 · 標準
長年、内気で何も言えなかった彼が、ある日突然、自分の意見をはっきりと言い始めた。
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会議が膠着状態に陥った時、それまで沈黙を守っていたベテランが、事態打開の鍵となる発言を言い始めた。
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母親が「ママ」と呼んでも微動だにしなかった赤ちゃんが、ふとこちらを見て、意味不明ながらも何かを言い始めた。
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注文した料理に異物が混入していたことに気づいた客は、怒りを抑えきれず、店員にクレームを言い始めた。
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標準
to start saying
作例 · 標準
事故の目撃者は、静まり返った会場で、震える声で事件の経緯を言い始めた。
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母親が優しく問いかけると、子供は少し迷った後、自分の希望を言い始めた。
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議論が白熱する中、相手の論点に対し、彼は反論を言い始めた。
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長年抱えていた秘密について、彼はついに重い口を言い始めた。
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標準
to court someone
作例 · 標準
「あのお方が、とうとう姫君に言い始められたそうですよ」と、奥御殿の女房たちの間で密かな噂が流れた。
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彼は彼女の聡明さに深く惹かれ、それまでの友人関係を捨てて、一人の男として熱心に言い始めた。
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「隣村の跡取り息子が、うちの娘に言い始めておるようで、どう返事をしたものか」と父親は困り顔で相談を持ちかけた。
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若き絵師は、高嶺の花と知りつつも、その佳人に幾度も文を認め、真剣な想いを言い始めた。
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