全くのところ
まったくのところ
表現
標準
entirely
文例 · 用例
(いえもう何でございます、実はこの先一町行け、そうすれば上段の室に寝かして一晩|扇いでいてそれで功徳のためにする家があると承りましても、全くのところ一足も歩行けますのではございません、どこの物置でも馬小屋の隅でもよいのでございますから後生でございます。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
余程熱心に読まねば判読しがたい、という点も勘定に入れて、全くのところ、まるで薬の信用をみずから落しているのも同然だった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
」 成程、車輛会社は、三つ四つ並べた食卓の、とある隅っこと後ろの白ペンキの壁とにもたれて、ぐにゃりと、全くのところパンクしている。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
なにしろ、一同、生れて初めて見た截断刃、大斧、粉砕機などに仰天し戦慄し畏怖しきっているのだから、突然、しゅうしゅうと斜め下ろしに吹きまくって来た亜硫酸瓦斯の悪気流には、全くのところたじたじたじとなったにちがいない。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
お言葉甲斐もない次第で御座りまするが、只今のような不思議なお話を承りましたのは全くのところ、只今がお初で御座りまする。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
全くのところ、豹一はいっぺんに愛相をつかされたところだったかも知れない。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
「あれは全くのところ、きりょう好しではございませぬ。
— DEN GRIMME AELING 『醜い家鴨の子』 青空文庫
いや、全くのところ、僕も君の鋭い感覚と、そして大胆なるこの表現とに萬腔の敬意を表するものだ。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
作例 · 標準
全くのところ、彼は私たちの期待を裏切らなかった。
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正直なところ、全くのところ、その意見には賛成できない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その件については、全くのところ、私は何も知らない。
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