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疑獄

ぎごく
名詞
1
標準
bribery scandal
文例 · 用例
「試験」が重大で誠意が熱烈で従って緊張が強度であればあるほどに、それを無事に過ごしたあとの長閑さもまた一入でわれわれの想像出来ないものがあるであろうと思いながら、夕刊第二頁をあけると、そこには、教育界の腐敗、校長の涜職事件や東京市会と某会社をめぐる疑獄に関する記事とが満載されている。
寺田寅彦 初冬の日記から 青空文庫
金融界の乾の手輩としてN・R漁業権を背景として、政党と政党の対立に山師の貫祿を見せた彼も、内閣が更迭すると疑獄事件のうずのなかに、不治の病を発してしまった。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
実をいうと例の疑獄の方で儂も忙しくて、これにかかり切る訳にも行かんでのう……ところでアタリは附きましたかな……」「色々想像が出来ますねえ。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
それ天下有司に諭し、務めて礼教を崇び、疑獄を赦し、朕が万方と与にするを嘉ぶの意に称わしめよと。
幸田露伴 運命 青空文庫
山東参政鉄鉉は儒生より身を起し、嘗て疑獄を断じて太祖の知を受け、鼎石という字を賜わりたる者なり。
幸田露伴 運命 青空文庫
『一口にいえば、当時――千九百――年――巴里には、政治経済界に勃発した奇々怪々な疑獄事件に関連して有名な恐慌がやって来たのだ。
コナン・ドイル 臨時急行列車の紛失 青空文庫
それだから友人の間では、あの男を教授にして置くのは惜しいものだ、行政官にして事務を捌かせて見たい、いや一その事、弁護士にして、疑獄の裁判にあの頭を用ゐさせて見たいなどと云つてゐる。
森鴎外 魔睡 青空文庫
『大清一統志』七九に明の王士嘉よく疑獄を決す。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫