幻辞.com

獣面

じゅうめん
名詞
1
標準
文例 · 用例
当夕は盛んなる競装行列ありて、乗客中、黒奴に化するものあり、インド人を擬するものあり、シナ人を装うものあり、あるいは日本服を着し、あるいは獣面をかぶり、意匠を凝らして奇装を競い、列をなして甲板を一巡し、後に投票を行い、最も多数の喝采を得たるものに賞品を与うるなり。
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
「血を恐れるというのは、最初血が流されたら、人の獣性が猛りたち、文明の仮面は落ち、獰猛な牙をそなえた獣面が現われて、それに口枷をはめることができるかどうかわからなくなるだろうという、ひそかな本能的な感情からなんだ。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫