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折しも

おりしも
副詞頻度ランク #38355 · 青空 0
1
標準
at that (very) moment
文例 · 用例
折しもおもての方にあたりて、高やかに罵る聲す。
萩原朔太郎 花あやめ 青空文庫
かゝる折しも我ありぬ小児に踏まれし貝の肉。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
雁がね 朝月夜のかげ空に残りて、見し夢の余波もまだ現なきやうなるに、雨戸あけさして打ながむれば、さと吹く風|竹の葉の露を払ひて、そゞろ寒けく身にしみ渡る折しも、落くるやうに雁がねの聞えたる、孤つなるは猶さら、連ねし姿もあはれなり。
樋口一葉 あきあはせ 青空文庫
又の年の秋、今日ぞこの頃など思ひ出る折しも、ある夜ふけて近き垣根のうちにさながらの声きこえ出ぬ。
樋口一葉 あきあはせ 青空文庫
いと嬉しうて、今やこの事かたり出ん、しばししてや驚かすべき、さこそは人の羨やましがるべきをと、嬉しきにも猶はゞかられつゝ、あらぬ事ども言ひかはすほどに、折しもかの子規軒端に近う鳴く声のする。
樋口一葉 すゞろごと 青空文庫
滝やこの堂にかかるかと、折しも雨の降りしきりつ。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
ふだん随分、千利休の隙のないことを試してみて、感心もし、すっかり兜を脱いでいる保護者の秀吉ではありましたが、折しも、この大雪を見ると、もう一度試してみようという考えが起りました。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
」「やッ、」というて目を※る義作と一所に吃驚したのは、茶店の女で、向うの鍵屋の当の敵、お米といって美しいのが、この折しも店先からはたはたと堤防へ駆出したことである。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
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